スノーボードでの転倒による腰部の外傷

もともと腰痛を持っている患者さんで、今回はスノーボードで転倒し右腰部を打撲したと言って来院されました。


 椎間板の症状がでていて、体を曲げた状態で立つのが辛いということでした。疼痛の為、可動領域制限が強く、椎間板症の治療を始めました。

 今日で3日目を迎え、だいぶ腰部の痛みはとれてきましたが、まだしゃがんだ姿勢から立つときが辛いということでした。

 以前読んだことのあるマトリックスリパターンという本によると、交通事故や外傷があると体を前に曲げてしまうので腸腰筋のあたり、深く言えば内臓や緊張の骨があり、そこにエネルギーが溜まってしまうと考えられるとのことでした。

 それで今日は腸腰筋の左側を治療しましたが、右側も触ると硬かったのでそこをゆるめてみると帰りはスムーズに立てました。


 やはり患側にばからとられずに健側も確認して、比べなければ見落としてしまう可能性があると実感しました。

 帰りはスムーズに帰られましたが、疼痛ばかりいとらわれることなく、人体としてトータルバランスを見るべきだと思いました。

顎関節症について

顎関節症の患者さんです。

 受験を控えている高校3年生の女子で3日後には期末試験があり、2週間後には大学受験があります。 公立の試験ということでストレスがたまっている部分もあるかなと思いました。

 勉強をしていて気がついたら突然口が横に曲がってしまったまま、元に戻らず顎関節に痛みがあり来院されました。

 実際、来院時には右にも左にも動きました。最初は右にずれていたとの事でしたが、脱臼の症状はなく、噛むこともできれば口を開口することも十分できるので、筋肉の緊張による心因性の顎関節症と診断しました。

 治療方法としては、側頭筋のマッサージと咬筋のマッサージ、なかなか奥深い筋肉はほぐすことができないので顎関節の末梢方向への牽引を施行しました。

  本人は緊張していたのでなかなか側頭筋の緊張もゆるまず、サイバーウェーブとREBOXを使って斜角筋の緊張もゆるめました。そのときは、顎関節は元の位 置に戻り、疼痛も軽減したので家に帰しましたが、やはり原因が心因性のため、夜のうちに痛みがでて翌日来院されたときには反対側に曲がっていました。

  原因がストレスなので体の緊張を取り除いてあげるのを目的としました。側頭筋と咬筋のマッサージと末梢牽引はしましたけれど、腹臥位になって頸部、背部の マッサージも施行しました。睡眠不足気味なので治療中はすやすや寝ているような感じでリラックスしていました。その後症状の軽快と悪化を繰り返していたの で、やむなく心療内科の受信をおすすめしました。

 Drの判断も私の意見と同様で安定剤を処方して頂いたと報告を受けました。


 数週間して、無事受験に合格されたようで、わざわざ報告に来てくれました。もちろん顎関節の症状は消失していました。

チャーリーホースの治療

中学2年生サッカー部で、右大腿部痛を訴えて来院された患者さんです。

 サッカーの試合の後、夜になってから急に痛みが出てきたということで、翌日に来院されました。私が一番ひっかかったところは、原因を探ってみても特に発生機転がなかったという事です。 

 症状としてみれば確かにチャーリーホースだったのですが、特にぶつけた記憶もないと言っていたので左大腿部挫傷で治療を始めてしまいました。

 経過を追っていくうちに非常に強い筋硬結がでてきて、チャーリーホースの筋硬結を残してしまいました。

 ケガをした直後からストレッチが必要ということを改めて実感しました。

 実際、治療を開始してから1か月経ち、やっとサッカー可能という状態になりました。それまでストレッチの痛みが非常に強くでていたので、ちょっとかわいそうなことをしもう少し早く治療法を切り替えていたらもう少し早く回復できたであろうと思いました。

 やはり発生機転がなかったとしても症状をみて、その場でできること、症状からみて想定出来ること、スポーツの種類によっても推測をしてあげれば良かったなと反省しています。